【現像&レタッチ】天の川の現像② -Starry Landscape Stacker-

・現像&レタッチ

 

こんにちは!Nagi(@nagi_phot0)です。

 

私は、星の現像を Adobe Lightroom Classic(下地)→Starry Landscape Stacker(ノイズ消し)→Adobe Photoshop(仕上げ) と3つのソフトを使っています。

 

今回は、Starry Landscape Stacker(ノイズ消し)について書こうと思います。

 

この『Starry Landscape Stacker』というソフトを使って、『スタック』という作業でノイズを消していきます。

 

※今回の記事はMacの人用です。

 

↓前回の記事はこちら

 

スタックとは

 

『スタック』とは…日本語で『加算平均合成』と言います。

 

簡単に言うと、同じ構図の写真を何枚も重ね合わせてブレンドすることで、ノイズのない部分を合わせて合成します。

 

人によって重ねる枚数は違いますが、4枚〜多い人で100枚以上重ねることもあるそうです。

 

スタックする為には、撮影段階で同じ構図で写真を何枚も撮影する必要があります。

 

 

Starry Landscape Stacker

 

Macの有料ソフトである、『Starry Landscape Stacker』を使って、私はスタックを自動でしてもらっています。

 

ただし、星は動いているので、ソフトが空の部分と地上の部分と切り離して、それぞれスタックをして、一枚の写真にしてくれるそうです。

 

Windowsには『Sequator』という無料の似た様なソフトがあるので、そちらをお使いください。

 

Macには無料ソフトがないのですが、その分精度が高いそうです。(Sequatorを使ったことがないので、検証したことはありませんが…)

 

 

では、スタックをしていきたいと思います。

 

 

↑スタック前の写真はこちらです。

 

 

 

1.ソフトを開くと、ファイルの選択画面が出てきます。

 

スタックしたい写真を全て選択して、『Open』を押します。

 

その時に、『Display the image~』にチェックを入れます。

 

よくわからないのですが 笑…画像の滑らかさ(信号雑音比(S/N 比))は、N枚を加算平均すると√N倍に向上するそうです。

 

4枚加算平均すると元画像の2倍、9枚加算平均すると元画像の3倍滑らかな画像になります。

 

今回は16枚スタックしようと思います。

 

ということで、元画像の4倍滑らかな画像に仕上がる予定です。

 

 

『Open』を押すと、画像が読み込まれます。

 

 

 

2.読み込んだ画像がどの様な種類の写真なのか選択します。

 

仕上げる予定の見た目の写真はLight、ダークフレームを撮ってある場合はその写真だけdarkを選択します。

 

 

 

3.星を選択します。

 

最初にソフトが自動で選択してくれていますが、間違って地上部分に星の赤いドットがある場合は『Erase red dots』を使って、消します。

 

空の部分の星を選択してくれていない時は、『Add red dots』で赤い点を増やします。

 

終わったら、『Find Sky』をクリックします。

 

 

 

4.空の部分を選択します。

 

最初にソフトが自動で空の部分を選択してくれていますが、空が全部選ばれていなかったら、『Sky』で、空を塗ります。

 

逆に、地上部分が選ばれてしまっていたら、『Ground』で青い部分を消します。

 

終わったら、『Align and Composite』をクリックします。

 

 

 

すると、自動でスタックをしてくれます。

 

 

5.左側で、好みのノイズの消し方を選びます。

 

 

6.『Save Current Image』をクリックすると、スタックされた写真が保存されます。

 

 

7.保存先を指定します。

 

 

と、いうことでスタックした画像がこちら↓

 

 

 

↓もう一度、スタック前も貼っておきます。

 

 

4倍滑らかな画像になった気がします 笑

 

これで完成でも良いのですが…

 

いつもは、ここからPhotoshopで編集をします。

 

が、今回はLightroomで仕上げようと思います。

 

 

やっている操作は、前回記事とほとんど同じです。

 

 

 

それにプラスして、円形フィルターで天の川部分を少しだけ強調しました。

 

また、編集していくうちに、またノイズが出てきたら『ディテール』のノイズ軽減を使用してノイズを減らします。

 

 

そして完成した画像がこちらです。

 

ということで、これが今のところの私の星現像の流れです。

 

現像には答えがないので…やり方の一つとして、もし良かったら試してみて下さい。

 

気が向いたら、Photoshopについても書こうかな(多分向かない 笑)

 

↓すぐに気が向いたので書きました。